2026/09/28 暮らし・住まい
大雨・水害に備えて。住まいのために今できること

近年、短時間に激しい雨が降ったり、道路が冠水したりと、水害に関するニュースを目にする機会が増えています。
私ども秋田建設がある千葉市稲毛区近隣施設や、OB様の中にも8月、9月の豪雨により、水害、車の浸水被害、床上・床下浸水など、甚大な被害を受けました。9月の台風では雨が落ち着いた後に、川や沼が氾濫して大きな被害となりました。
「自宅の近くに大きな川がないから大丈夫」と思っている方もいるかもしれません。
しかし、大雨による水害は川の氾濫だけではありません。
短時間に大量の雨が降ることで排水が追いつかず、道路や住宅地に水があふれる「内水氾濫」が発生することもあります。
気象庁の「浸水キキクル」でも、短時間の強い雨による浸水害の危険度を確認することができます。
地面がアスファルトで覆われた場所では雨水が地中に浸透しにくく、水がたまりやすくなることもあります。▶気象庁
今回は、住まいに携わる会社として、水害に備えて普段からできること、そして万が一自宅が被害にあった場合の対応についてご紹介します。

※画像はイメージです
まずは、自宅周辺の水害リスクを確認しましょう
水害対策でまず行っておきたいのが、ハザードマップの確認です。
自宅周辺に浸水の可能性がある場所はないか、近くの避難場所はどこなのか、避難するとしたらどの道を通るのか・・・
普段何も起きていないときに、一度確認しておくだけでも、いざというときの行動が大きく変わります。
特に、
・自宅が浸水想定区域に入っているか
・近くに川や低い土地がないか
・避難場所までのルート
・家族との連絡方法
などは、家族みんなで共有しておきたいポイントです。
大雨時には、気象庁の「キキクル」で、現在どの地域の危険度が高まっているのかを地図上で確認することもできます。
洪水キキクルでは、河川の洪水危険度を5段階で確認できます。▶洪水キキクル

大雨の予報が出たら、早めに準備を
台風や大雨は、ある程度事前に情報を確認できる災害でもあります。
雨が強くなってから慌てるのではなく、大雨が予想されている段階で少しずつ準備を始めましょう。
まず確認したいのが、家の外回りです。
庭や玄関先にある植木鉢、ゴミ箱、屋外用品などは、風や水で流されないよう室内へ移動したり、固定したりしておきます。
また、側溝や排水口付近に落ち葉やゴミがたまっている場合は、雨が降り始める前に取り除いておきましょう。今回の千葉豪雨でも、側溝の中に泥や落ち葉が詰まっていて排水ができていなかった箇所が多数ありました。
雨が強くなってから側溝や川、用水路の様子を見に行くのは危険です。
屋外の確認は必ず安全なうちに行い、雨が激しくなった後は自分や家族の安全を最優先にしてください。

家の中でもできる備えがあります
浸水の可能性が高まってきた場合は、大切なものを2階へ移動しておきましょう。
パソコンや家電、重要書類、アルバム、薬、貴重品などは、可能であれば2階や高い棚へ移動します。
また、停電に備えて、
✓ 飲料水
✓ 非常食
✓ 懐中電灯
✓ モバイルバッテリー
✓ 常備薬
なども準備しておくと安心です。
小さなお子さまがいるご家庭なら、オムツやミルク、着替えなども忘れずに。
ペットがいる場合は、フードやリード、キャリーケースなども一緒に準備しておきましょう。
防災用品は「買って終わり」ではなく、非常食の賞味期限やモバイルバッテリーの充電状態などを定期的に確認しておくことも大切です。

危険が迫る前に、早めの行動を
大雨のときに大切なのは、「まだ大丈夫」と判断しすぎないこと。
短時間で道路の状況が変わったり、河川の水位が急激に上昇したりすることがあります。
気象庁では、雨が強まったときや警報などが発表された際、キキクルを使って危険度を確認することを案内しています。▶気象庁
自治体から避難情報が発令された場合は、その情報に従って早めに行動しましょう。
特に、小さなお子さまや高齢の方がいる家庭では、避難にも時間がかかります。
「もう少し様子を見よう」と思っているうちに、道路が冠水して移動が難しくなる可能性もあります。
一方、すでに屋外へ出ること自体が危険な状況では、無理に移動するのも危険です。
そのときの状況や自治体からの情報を確認し、安全を第一に判断しましょう。
もし自宅が浸水してしまったら
万が一、自宅が浸水してしまった場合。
水が引くと「すぐに片付けなければ」と思ってしまいますが、まずは焦らず、家族の安全を確認してください。
そして片付けを始める前に、ぜひ行ってほしいのが、被害状況を写真に残すことです。
家の外観だけではなく、
・どこまで水が入ったのか
・壁や床の被害(床下点検口からの床下確認)
・家具や家電
・外構や設備
などを、できるだけ複数の角度から撮影しておきましょう。
罹災証明や保険などの手続きで、被害状況の確認が必要になる場合があります。
「早くきれいにしたい」と思っても、まずは写真を撮ってから片付けることを覚えておきましょう。

清掃は無理をせず、しっかり乾燥を
浸水した住宅には、泥や汚水、ガラス片などが入り込んでいる可能性があります。
清掃するときは、素手やサンダルを避け、手袋・マスク・底の厚い靴などを着用しましょう。
そして大切なのが、汚れを取り除いたあと、十分に乾燥させること。
厚生労働省も、浸水した家屋では、まず土砂の撤去や十分な清掃・乾燥を行うことが重要だとしています。▶厚生労働省
床下や壁の内部まで水が入っている場合は、見た目だけでは被害の程度を判断できないこともあります。
無理に自分たちだけで対応せず、住宅会社や専門業者へ相談しましょう。
日頃から「もしも」を考えておくことが大切です
自然災害を完全に防ぐことはできません。
だからこそ、普段から
「自宅にはどんなリスクがあるのか」
「どこへ避難するのか」
「何を持っていくのか」
を知っておくことが大切です。
まずは、ハザードマップで自宅周辺を確認することから。
それだけでも、立派な防災対策のひとつです。
弊社も住まいづくりに携わる会社として、デザインや間取りだけではなく、ご家族が安心して暮らしていくための住まいの情報をこれからも発信していきたいと思います。
最近の大雨や水害のニュースをきっかけに、ぜひ一度、ご家族で「もしものとき」について話してみてはいかがでしょうか。
秋田建設工業株式会社
043-423-4440




