こんにちは、秋田建設工業株式会社の広報担当です!
今回は秋田建設が得意としている2×4工法(ツーバイフォー工法)についてお話していきたいと思います。
名前は聞いた事あるけど、普通の工法と何が違うの?何が良いの?
間取りが自由にならないとか聞いた事あるんだけど??
わたくしたちもお施主様から良くいただく疑問について、お答えしていきたいと思います。
(弊社は一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会に加盟しています。
文章中の画像を利用させていただいております。)
▼目次
①2×4工法とは?
②2×4工法のメリット
③2×4工法のデメリット
④秋田建設の実績
⑤まとめ
2インチ×4インチの規格材を主に使用し、床・壁・天井を「面」で頑強に構成していく「六面体構造(箱構造)」が特徴の工法です。
アメリカで生みだされ、日本には1970年代頃より普及しました。
秋田建設では普及し始めた1975年に2×4工法での施工をスタートしています。
木造軸組構法が柱や梁といった軸組(線材)で支えるのに対し、フレーム状に組まれた木材に構造用合板を打ち付けた壁や床(面材)で支える為、
高い耐震性・耐火性・断熱性・気密性・防音性をもつといわれています。
またこの「六面体構造」が地震の力を家全体にバランスよく分散させる事で、建物の変形や崩壊を防ぎます。
事実として、阪神・淡路大震災や東日本大震災、熊本地震など、震度6、7の大震災において、ツーバイフォー住宅の被害は少なく軽微なものであったという報告がなされています。
2011年に起きた東日本大震災では、ツーバイフォー住宅の被害は全壊・半壊の要因は地盤によるものが多く、
地震による建物の変形が要因での全壊はゼロ、半壊は2件
全体としては98%以上が「被害なし及び多少の被害」という結果で、ツーバイフォー住宅は優れた耐震性を示しています。
床・壁・屋根が一体となったモノコック構造のツーバイフォー住宅は、地震の揺れを6面体の建物全体で受け止めて力を分散させます。
地震力が一部分に集中することがないため倒壊・損傷がなく、地震に対して抜群の強さを発揮します。
また日本でたびたび起こる、大地震でもツーバイフォー住宅の被害は少なく、耐震性が立証されています。
詳細な調査結果は下記、日本ツーバイフォー協会の調査結果をご参照ください。
https://www.2x4assoc.or.jp/build/earthquake/earthquake02.html
ツーバイフォー工法は、通常、各部屋の壁や天井の内側全面に厚さ12.5mm以上の石膏ボードを貼ります。
石膏ボードの中には約21%の結晶水が含まれていて、炎があたると熱分解を起こし、約20分間水蒸気を発散し続けます。これにより、火災が発生しても天井裏や壁の内部の温度が上昇しにくく、構造材が着火点(約260℃)に達するまでの時間を大きく遅らせることができます。
さらにツーバイフォー工法は、火の通り道となる床や壁の内側において、枠組材などがファイヤーストップ材となって空気の流れを遮断。上階へ火が燃え広がるのをくい止めます。
床根太、枠組材などが一定間隔で組まれている床や壁の内部構造は、防火区画がいくつもつくられているのと同じ状態です。
この一つひとつの区画によって火の進行はさらに遅くなります。
火災時に防火被覆(せっこうボード)が万一突破されても、このように2重3重の防火機能をもつ「ファイヤーストップ構造」によって、ツーバイフォー住宅は初期消火の可能性が高く、火災時の被害を最小限に抑えます。
ツーバイフォー住宅では、ほとんどの構造用製材に含水率19%以下の日本農林規格に基づく乾燥材を使用。さらに、さまざまな方法によって万全の湿気対策を行います。
湿気や結露への徹底した対策によって、ツーバイフォー住宅は耐久性を確保。永く暮らせる丈夫な住まいを実現します。
また、使う木材や釘、金物に至るまで規定の物を使わなくてはならないので、品質・性能が一定に保たれます。
暖冷房エネルギーのロスを減らすには、
建物の隙間をふさぐことで気密性を高めることが重要です。
ツーバイフォー工法の特徴である床版・壁を組み立てる方式のため、気密性を確保しやすい工法となっています。
また、外壁室内側のせっこうボードの下側に全面に住宅用プラスチック系防湿フィルムなどを貼ることで、相当隙間面積(C値)を少なくでき、漏気による壁内結露などを防ぐことが出来ます。
これらのツーバイフォー工法の特徴から、遮音性にも優れています。
一般的に「間取りの自由が利かない」「広くできない」「吹抜けができない」など言われていますが、構造的にそういう部分も出てくる事は出てきます。
しかし、まずは弊社の施工事例をご覧ください。
これでも先ほどのデメリットを感じられるでしょうか?
部分的に耐力壁や耐風梁を設けなくてはならないところもありますが、意匠的にうまくデザインすることが弊社は得意としています。
構造・耐力的に柱や梁を設ける事で、建物の耐久性・耐震性を十分に確保している、安全度の高い建物であるというメリットを感じていただけるのではないでしょうか?
またリフォームの際にリフォーム会社が断る、というお話もまれにご相談いただきます。
弊社が在来工法での建築が対応できないように、会社様によって得意不得意がある事をご承知おき頂き、2×4工法でのリフォームに強い会社さんを探して頂ければ安心かと思います。
もちろん、弊社はリフォーム工事にも対応しておりますのでその点ご安心してご相談ください。
秋田建設工業株式会社では、ツーバイフォー工法がもたらされて間もない、1975年より工事をスタートしました。
合計すると4,000棟以上のツーバイフォー住宅を建築しています。
また、近年では戸建てだけでなく、3階建て大型ホテル建築にも取り組んでおり、ツーバイフォー建築協会の事例でも紹介されました。
https://www.2x4assoc.or.jp/build/building/files/2x4journal_210.pdf
知る人ぞ知る、2×4工法のパイオニア的存在の工務店。それが秋田建設工業です。
(また、弊社は一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会の正式会員です。)
みなさまがご心配される、「2×4工法って制限が多いの?」という事について、
「ツーバイフォーだからと言って、間取りに大きな制約や制限は普通の住宅においてはあまりありませんよ!」という事をまず第一にお伝えしたく今回の記事を書きました。
使う木材・釘・金物に至るまで、すべて規格の物を使っての建築となるので、耐久性や諸々の面について一定基準の建物が仕上がるというメリットが大きいのではないでしょうか。
また、大工さんの腕や技術によって仕上がりが違う、という事はありません。
(もちろん弊社の職人さんはみな一定以上の技術を習得しています)
ツーバイフォー工法に興味をもっていただけたら、ぜひ弊社のモデルハウスをご体感ください!
モデルハウスの公開が無い時期は、OBさん宅のご案内も可能です。
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