こんにちは!秋田建設工業株式会社の広報担当です!
家造りを考えたときに、まず「耐震性」を重視される方は多くいらっしゃいます。地震に対する建物の強度を示す指標のひとつとして、「耐震等級」という評価基準があります。
今回はその「耐震等級」について、お話していきたいと思います。
【目次】
①耐震等級とは?
②耐震等級を取るメリット
③耐震等級を取るデメリット
④秋田建設の建物の造り・実績
⑤まとめ
地震に対する、家の強度を示す指標の一つです。
建物の耐震性能のよって3段階にランク分けされており、その数字が大きいほど耐震性能が高くなっています。
◆耐震等級1
…建築基準法で定められている建物に求められる最低限の耐震性能。
一般的な戸建て住宅の性能ですが、2011年の東日本大震災レベルの震災があった際にはそのまま住み続ける事は難しいケースが多く、大規模な修繕や建て替えが必要になる可能性が高い検証がなされています。
◆耐震等級2
…耐震等級1の1.25倍の強さ。
長期優良住宅の認定基準は耐震等級2以上となっています。
※長期優良住宅とは、長期に渡りその家で安全に暮らせるように
計画をした建物の事です。
長期優良住宅に認定されると、住宅ローン控除や不動産取得税、固定資産税といった各種税金で優遇を受ける事ができます。
◆耐震等級3
…耐震等級1の1.5倍の強さ。現在の最高の等級で、最も厳しいチェックが行われます。
地震に対して、十分耐えうる耐震等級であるといえます。
上記のように3段階に分かれた評価基準がありますが、こちらの性能証明書を取得するためには「申請費用・検査費用」が発生します。
費用の目安はおおよそ25万円程度です。
◆耐震等級2で1/2割引
◆耐震等級3で1/3割引 となっています。
(保険会社によって異なります)
万が一住宅を売却しなければならないとなった際に、性能証明書があれば住宅の「価値」としての評価が高くなります。
耐震等級2以上で優遇を受けられます。
(融資プランによって、耐震等級3が必要なプランもあります。)
②のメリットで地震保険の割引を受けられる、とお伝えしましたが、性能証明書の取得費用と、仮に35年ローンでの地震保険に
加入した際の割引率を天秤にかけると、おおよそ変わらない金額となります。
なので、地震保険の割引を受けたから支払いが減った!とは単純にならない、というのがデメリットと言えます。
「秋田建設の建物は、耐震等級3程度の強度を確保しています。」
弊社秋田建設は2×4(ツーバイフォー)工法での建築となります。
(ご希望によって2×6工法にグレードアップも可能です。)
ツーバイフォー工法には明確な「仕様規定」という基準があり、それに則り設計・施工しています。
(例えば、4m以上の開口は造らない、構造的に6面体の箱型を閉じるように間取りを造るなど。)
耐震等級3を取るには間取りを変更しなければならないのでは?というお声も頂きます。
しかしツーバイフォーの規定自体が厳格なものであるため、それを守って設計していれば
耐震等級3を取るために、間取りを変更しなければならない。という事はほぼありません。
それだけ、ツーバイフォーの基準が厳しいという事ですね。
またツーバイフォー工法は、構造上すべての壁が耐力壁となり、壁量も規定があるため、
建物全体で平均的に強度が保てるという見方もできます。
その前に!!
【戸建て住宅は、壁量計算の義務がない事はご存じですか?】
2階建て以下の一般的な大きさの木造戸建て住宅では、壁量計算は建築確認申請の審査の対象ではないので作成する必要はありません。
だからと言って、何でも自由にできるかというと、もちろんそうではなく、
建築基準法で定める作り方を満たす必要があります。これが「最低限満たす基準」です。
確認申請の審査対象ではありませんが、ツーバイフォーでの建築の場合、ツーバイフォーの建築仕様規定があるので、そちらをしっかり守って設計・施工していれば必要な壁量も満たされているといえます。
ツーバイフォーで建築する弊社の場合、耐震等級の証明を取得しなくても、建物の強さに関してはご安心頂ける強度を確保しています、という事を皆様にお伝えしています。
リンク▲日本ツーバイフォー建築協会⇒”東日本大震災でツーバイフォー住宅は居住に支障なし95%”
弊社で注文住宅を建築いただき、耐震等級を取得される割合はおおよそ3割です。
取得される理由としては、メリットに挙げた地震保険の割引適用、住宅の価値を高めるというのが主たる理由です。
さて、今回は耐震等級について、目に見える形の性能証明書を取得されるメリット、デメリット、そして2×4工法の特徴と併せてお伝えして参りました。
弊社の設計担当はこちらの耐震等級や構造計算などにも精通しておりますので、ご検討されてる方はぜひご相談ください。
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